2010年5月1日土曜日

潮干狩り

今日は研究ではないが、多少は関係があるので、家族で潮干狩りに行ったこと。知多半島の南知多、三河湾側の乙方海岸まで行った。連休初日で混むかと思い5時過ぎに出たが、まだ渋滞はおろか走る車も少なくほぼ1番乗り7時前には潮干狩り会場へ。水は懸濁物でかなり濁っていて、透明度は十cm程度か。釣りを試みるが全くあたりはない。うとうとしたりしているうちに徐々に人が集まってくるが、開始は結局10:30ごろで、この時間には駐車場はいっぱいに。料金は大人一人1100円。手前はごろたで掘り難く、奥の砂地に移動。アサリはそこらじゅうにいる。もちろんここは稚貝放流だろう。奥に行くとアサリはいないが、カガミガイ(バカガイといわれたが形が違う)が取れる。マテガイの殻もかなりあるので、丁寧に深めにほるとたくさん取れた。塩を盛っていなかったのが残念。13:30ごろまでにはかなりの収穫となったので終わりに。
 愛知県はアサリの産地としては全国でも有数であり、スーパーでも多くおいてある上にこれだけレジャーとしても盛んなことは、湾内の植物プランクトンを食べるアサリをどんどん水揚げ消費すると言う意味では非常によいことのように思える。しかし、自然の再生産でとても追いつけるとは思えず、これだけ多くの稚貝をどこでどう確保しているのか、潮干狩りでの撹乱は本当に生態系によいのか、マテガイ等他の貝類の多様性は保たれているのか、疑問が残る部分もある。全国的にはアサリの漁獲量はかなり減少しているらしいが、現状が真に持続的なシステムになっているのか、伊勢湾・三河湾でも検証が必要であろう。
 砂抜き後、食べたが、どれもおいしい。マテガイは見てくれは悪いがとてもよい味だ。カガミガイも肉厚でかなり食べ応えがある。