2011年8月26日金曜日

筑波大リモセン

8月26日は筑波大福島先生の透明度のリモセンに関するアドバイザリボードで1年ぶりにつくばに。昨年も感じたが、光学的な基礎から応用をにらんだ部分まで手堅くしっかりやっていて、大変よい勉強になる。ちょうどメールをもらっていた創価大出身の大井さんにも会って帰る。

2011年8月23日火曜日

岡崎高校訪問

9月23日は岡崎高校の研究室訪問があった。短い時間であったが、ポスターによる全体の説明の後、色の測定とプランクトンの観察をやってもらった。結構、熱心に聞いてくれた。三野君が(鋤柄さんの)ipad-2でプランクトンの説明をしたが、少人数へのプレゼンツールとしては、なかなか素晴らしい。

夕方に以前CO2海洋隔離のプロジェクトを一緒にやった電中研の大隅さんが講演に来ていたようだが、急な用事がでいけなかった。残念。

分光放射計で色の測定

顕微鏡で植物プランクトン観察

ipad-2(鋤柄さんの)での説明

2011年8月12日金曜日

航海打ち上げ

11日は先日航海に参加した卒業生MT君が、会社K's Brainの社長を連れてやってきた。前回、都合が悪くこれなかったのだが、わざわざ2度も上司連れできてもらい申し訳ない。今後の仕事の事等を話したが、海の仕事をどう増やしていけるか、私もできるだけのことはしたい。
東シナ海からは少し時間もたったが、三野さんもみらいの航海から帰ってきたので、夜は皆で航海の打ち上げをやった。当然MT君はそれもあって、この日に訪ねてきている。一次会は3時間飲み放題、ジンギスカン食べ放題とすごい、池下のモンゴリアンチョッパ。おいしく食べ過ぎた。
二次会は三重の魚料理のユズトト。ただ、ふがいなくあまり覚えていない。SCさんとマナジと呼ばれるヘダイは、弘法大師空海の幼名真魚と関係があるのかと話をした。それから呼び出された卒業生のWAさんがとうとう年内に結婚してアメリカに行くとか。おめでたい。
最終の地下鉄が無くなって久々にタクシーで、すでに家内と息子が帰省して誰もいない自宅に帰宅。

2011年8月10日水曜日

予算要求

このところ大分時間をついやしていた、今日締め切りの大型予算要求が終わった。土壇場になって、電子請求では書類にない作文も有ることがわかりばたばたしたところもあったが、それなりによいメンバーはそろえて、やることはやった気がする。ただ、テーマが昨年のCOP10を受けてはやりの生物多様性に関することと難しかったとことと、競争が激しそうなので何ともいえない。ともかくヒアリングに残ってもらえばよいのだが。

2011年8月9日火曜日

三河湾委員会

8月9日は三河湾再生に関する会議。昨年に引き続いてで、今年度の内容について議論する。全体計画では三河湾の物質循環についてどのような流れの変化を想定するかがはっきりしていないことが議論になった。また基礎生産から高次への流れを実験的にはっきりさせることについても、実験の目的がはっきりせず議論となった。過去の状況に関するヒアリングを行なうとのことだが、これも大切ではあるがなかなか定量化するのは難しそうだ。公開ということだったので、院生二人にも出席してもらった。少しわかりやすくしたつもりなのだろうが、朝日新聞では赤潮対策のためにヒアリングを行なうという記事でていた。

2011年8月6日土曜日

NOWPAP/CEARAC多様性・富栄養化専門家会合

8月4・5日はNOWPAP/CEARACの多様性と富栄養化に関する専門家会合のために富山へ。NOWPAP/CEARACで行なっている多様性と富栄養化に関する活動の今後をどうするかを議論する会議で、日中韓露の4カ国の専門家とHELCOMというバルト海の国際活動やアメリカの海洋気象局(NOAA)の専門家が集った。
HELCOMに関しては、2年前にも来てもらったMaria Lamaanenさんが、非常によいプレゼンをしてくれた。様々の指標を下にバルト海の富栄養化や多様性に関しての現状マップを作成しており、NOWPAP海域でもぜひ作りたいところだ。成功の鍵は、海域の生態系に関するしっかりした知識、共同モニタリング・評価、現状に関する共通認識と共通の目標、環境に関する切迫感、家族感、しっかりした事務局、国際基金の関与とのことだったが、NOWPAPではまだまだの部分が多い。もちろん彼らはすでに何十年にもわたって議論してきているので、こちらもじっくりした取り組みが必要である。NOAAの活動に関してのプレゼンでは、むしろ海域の情報が多すぎでどのように減らすかを悩んでいるような印象があった。うらやましい限りである。様々の情報をどの様に組み合わせて環境指標としていくか、簡単ではない。
京大から最近JAMSTECに移動した白山さんは、日本の海洋生物多様性に関して情報提供してくれた。昨年日本でCOP-10があったことで、非常に注目されているが、現実的にはいろいろ難しい問題が山済みのようで、海洋保護区に関しても、日本政府が四苦八苦して10%の目標を達成しようとしていることがわかった。ましてや他の3カ国もそれぞれ全く違う状況と考え方で、NOWPAPとしてまとめていくことは大変そうだ。
20年以上前からの親友でPICESの科学者ボード議長のSinjae Yooが、PIESの状況、韓国の多様性と富栄養化の3人分の発表をしていた。Lamaanenさんとともに、適時適切な発言をしてくれ会議としては非常に助かった。
個人的にはは富栄養化に関しての議論をまとめる立場であったが、多様性と比較すれば、すでに実績があるし、手法を見直しながら限られた海域でのケーススタディを全体海域に広げていくという、方向性もはっきりしていたので、比較的すんなりまとまった。