2010年5月22日土曜日

有明海航海


5月13-16、20-22日に有明海航海を行った。名古屋大からは3名、九大から10名で、今回は九大が多かった。前半には数年前に卒業して名古屋で会社員をしているWAさんが特別参加した。数年のブランクはあったものの、卒研と修士でしっかり身に付いた船上作業は今も健在だった。

CTDと呼ばれる温度・塩分センサーと採水作業

13日出港で諫早湾沖に到着、九大はここから定点観測、われわれは14日の明け方から基礎生産の測定と定点観測を夕方まで。大潮でも夜中には小魚が集まる。有明海の印象は濁っていて、夜中に光に小魚が集まることはなかったような気がするのだが、透明度の長期変動で表されるように、やはり濁りは減少したのか?15日はライン観測で、以前は午前、午後に面的な観測をやったが、今回は昼の数点だけに限定してリラックスモードで行なった。観測中結構クラゲがいる。大型・小型のミズクラゲと小型の赤クラゲやタコクラゲなど数種類。昨年秋に多くいたビゼンクラゲは、春にはどんな形をしているのだろう?今回はわからなかった。夜は樺島まで移動。船員さんがアジを釣ってくれた。後半はライン観測もなしで、3日間だ。

大潮の湾奥はさすがに濁っています。

諫早湾の開門調査の話題が出ているが、それをやることで本当に何がわかるのだろうか。やや疑問だ。日本海洋学会でこれに関して、WGを作るという話になって、私も参加するのだが。。

船員さんがつってくれWAさんが裁いてくれたおいしいアジ