2010年12月3日金曜日

第6回伊勢・三河湾の漁業と環境を考える


12月4日に水産海洋地域研究集会 『第6回伊勢・三河湾の漁業と環境を考える』が三重県桑名市のはまぐりプラザであった。まず驚いたのが、町で見かけたポスターの議員さんの苗字も貝増さんということと、会場に行くと漁協員と思われる若手が何人もいることだった。このあたりは、ヤマトシジミとハマグリの漁獲を安定化させることに成功しているようで、特に、資源管理や人工干潟の建設などかなり画期的な取り組みをしてきたそうだ。さすがに漁協長さんの話は迫力があった。四日市公害のあたりで、魚漁業が難しくなり、貝もとりすぎてしまった後、かなりの努力で再生をしてきたそうだ。
また伊勢湾・三河湾の話だけでなく、英虞湾で干拓されたが休耕地化しているところに再生化する試みが紹介された。これは諫早湾の問題と関連して興味深かったが、おそらく諫早湾とは大きさも違い、また調整池のないようなのでかなり状況は異なっている。しかし、着実にこのような干潟回復の動きが進んでいることは心強い。
会場のはまぐりプラザではまぐりが食べられたようだが、1週間前予約ということで、食べそこね別の店で食べたが、本当に桑名産であったかの確証は持てなかった。充分においしかったが。