2010年12月9日木曜日

平成22年度赤潮・貝毒部会

12月9日は朝から、広島の国際会議場で行なわれた平成22年度赤潮・貝毒部会に出席した。これは毎年(独)水産総合研究センターの瀬戸内海区水産研究所がまとめ役として、各県の水産試験場が各県で起きている赤潮の状況を発表するとともに、一部研究成果も行なうものだ。各県の報告は昨日で聞くことが出来なかったが、現在行なっている「衛星データによる赤潮被害軽減実証試験」のプロジェクトの報告を私と大分県の宮村さんがした。衛星データに対する期待は大きいように思え、来年は講習会等を開く可能性についても議論した。ことしは八代海でChattonellaという種類の赤潮がひどかったことが報告され、その移動のモデル化などにつても報告された。モデルと衛星データの組みあわせが出来ると、今後の予測に役立つはずである。
知った顔に挨拶されたと思ったら長崎大学水産学部の出身者のKNさんだった。佐賀水試の赤潮担当になったとのことで、今後の協力が期待できそうだ。