11月24日から28日まで三重大学の勢水丸で、伊勢湾と黒潮の観測を行なった。三重大学の石川先生、田口先生の研究室の航海で、主に当初予定の黒潮の観測に、伊勢湾と三河湾の観測点を加えてもらった。研究室からはTO君とXYJ君と私の3名が乗船した。
われわれは主に衛星データ検証と今後より精度のよい方法の開発のために、海の色とともに、表層水の植物など光を吸収し、色を決める物質を測定した。その他に、京都大学の研究に必要な長波長側の光の量も測定した。その他、堆積物や基礎生産の測定が行われた。特に黒潮の観測については、当初から揺れることが予想されていて、確かにもっとも沖の点では揺れたために、表面採水だけでもどってきた。途中、勝浦に寄港し、温泉とマグロ、そして熊野古道を楽しむことができた。
このような機会を与えてくれた三重大学には感謝するとともに、今後もぜひ利用させてもらいたい。
勢水丸のマストにはイセエビが
勝浦ホテル浦島前の勢水丸