私は今回初めて出席のため、経緯の報告でようやく状況がわかってきた。私は高解像度であるが観測頻度の低いALOSはあまり利用していないが、委員会自体をALOSに限らず、今後の衛星データの実利用に焦点を合わせ、人のつながりから将来を探るとの説明で納得した。委員会の別名を「芋づるネットの会」とするのはなかなかのアイディア(さすがこの道の重鎮の坂田先生)だ。
衛星データは、正直費用の割りにはまだまだ充分利用が行なわれていないことが問題で、今後いろいろな意味での利用を拡大するべきであることに対しては共感する。ただ公共に利用することと、商売に利用することにはいろいろな意味で違いがあるので、その違いをはっきりさせながら議論は進めなければいけないことはみんな同意できた。また、国内にかぎらず世界に売り出す必要も合意が取れた。
最後はそのまま飲み会へ。坂田先生を初め、この世界に長い人が多く、RESTECも森山さん、春山さんと、みどり(ADEOS)時代に頑張っていた人がリードを取っていることには問題はある。もちろんあちらもその問題点はわかっており、若い人にもつなげたいとの話題にはなった。