2010年6月17日木曜日

論文紹介

17日はM1のOT君が、CannizzaroaらのA novel technique for detection of the toxic dinoflagellate, Karenia brevis, in the Gulf of Mexico from remotely sensed ocean color data(海色リモートセンシングによるメキシコ湾の有毒渦鞭毛藻Karenia brevisの新しい識別法)を紹介した。メキシコ湾では以前からこの種による赤潮被害があり、研究が盛んである。多くの光学観測のまとめからこの種類の赤潮が起きているときには、他のときよりも散乱が小さいことを見つけ、それを衛星データに適用している。散乱が小さいことがどうしてなのかはあまりよくわからないが、しっかりした論文だ。われわれも有明海の赤潮で同様のことを試みようとしたが(Sasaki et al., 2008)、特定種の情報が充分集まらなかった。現在やろうとしてる大分でどこまでできるか。