6月11日はGCOEの伊勢湾流域圏の授業の一環で伊勢湾衣浦港に。衣浦港廃棄物処分場の工事現場を海側から見学するとともに、海洋観測を見てもらった。先々週に岸から下見をした時とは打って変わって、赤潮状態だった。船を見て驚いたのは、観測船や漁船とは全く違い、ブルワーク(甲板の波よけ側壁)がないことだ。観測には向いていない(というよりやってはいけなかったのかもしれない)が、落ちないように透明度測定、採水をし、多項目水質計をおろしたが、プロペラのほうにいってしまう。引っかからないように場所を移動したところであぶなくブイにぶつかりそうに。船長さんもこんな作業は経験がないようで大変だった。とても学生にやらせるわけにいかず、何とか観測はこなしたが、一人で働いてしまった。港内とはいえ、やはり海はなめてはいけない。
赤潮の海と危険な作業場
処分場は広大な場所を排水がもれないように仕切った上で、これから十数年かけて処分し、さらにそれを工場敷地にしようとのこと。陸上で行き場のないゴミを使って海を埋め立てる工事だ。すでに人工海岸となっている場所の外側ではあるが、これでよいのだろうか。
広大な埋め立て処分場工事