2011年5月7日土曜日

だいち運用停止

少し前になるが4月22日にJAXAの地球観測衛星だいちが運用停止したことが報じられた。2006年1月に打ち上げられ、設計寿命3年、目標寿命5年だからちょうど目標達成したことになる。
だいちは海洋の観測には少し頻度が少ない難点があり、個人的にはあまり利用していなかったが、赤潮等の海洋観測も行なわれていた。もともと陸上用の衛星であり、最近では東日本大震災の観測を行なっていた。
この前にあげられていた、みどり(1996年打ち上げ)、みどりII(2002年打ち上げ)はいずれも1年もたないで運用停止したことを考えれば格段の進歩である。しかし、みどり、みどりII、だいちともに、内容は異なるが太陽電池系のトラブルだ。海外の衛星では10年以上観測を続けているものも多いので残念だ。
また思い出したのが、内閣官房が運用している情報収集衛星についてだ。2003年以来5機は上がっていると思うが、その情報は全く公開されていない。国防に関連するとはいえ、これだけの税金を使っていて、まったくその情報が明らかにされていないことは許されるのだろうか。