内容的には、数学は1問目が2次方程式と図形の問題、2問目が確立、3問目が図形上の距離と方程式の条件の問題だ。英語は比較的長文問題、小論文は法学部らしい内容の長文を読んでからの作文で、いずれも非常に難しい問題ではないが、時間内に解こうと思うと、それなりに大変そうだ。
大学入試の内容が選択性になり偏りがひどくなっていることは、いろいろなところで指摘されている。特殊能力が強い人も大切ではあるが、それはごく一部の人間で、多くの人間は広い知識が必要であろう。そう考えると、海洋学や生態学は現状の入試であまりにも扱われていない。もっとも、入試だけではなく、高校の教科書としても海洋学や生態学に関する記述は少なすぎ、入試に出しようもない。これでよいのか非常に疑問を感じる。