9日は東京大学大気海洋研究所研究船共同利用運営委員会があった。以前新宿にあった海洋研究所が気候センターと一緒になり千葉に移動して、初めて行くことになった。常磐線の柏の葉キャンパス駅からさらにバス。今回は時間があったので、30分ほど歩いた。昔のつくばを思わせるだだっ広さだ。やや遠い。
委員会は白鳳丸、淡青丸の二隻のあり方に関する会議で、これらの船は昔所属も海洋研究所だったが、現在はJAMSTEC所属で全国共同利用施設として大気海洋研が管理している。来年の白鳳丸の運航経費不足や淡青丸の運航委託や代船の問題などの議論があった。他のJAMSTECの船とは異なり、大学を中心としたボトムアップの研究のための研究船として今後もぜひ頑張ってほしい。ただ予算はいろいろな意味で厳しく、利用者も何らかの形で一部を負担をしていくことも必要かもしれない。私自身、院生の時に乗船した白鳳丸、淡青丸で人生が決まったといってもよいぐらいで、日本の海洋研究教育には非常に大切な存在である。
それにしても2時間の予定が3時間を越え、富山の張勁さんは帰れなくなってしまった。柏であるのであれば、もっと早めに会議を終えてほしいし、場合によっては1泊が必要だ。次回の春の学会はここであるので面倒だ。
広い東大柏の葉キャンパス右の奥が大気海洋研究所、左は図書館