12月10/11日で第6回日韓海色ワークショップを韓国海洋研究所の主催で開催しました。このワークショップは7年前に韓国海洋研究所のアンさんといっしょに始めたもので、1年おきに日本と韓国で開催しています。今回は韓国からは38名、日本から私のグループ5名を含む13名、中国から1名が参加しました。日韓の衛星計画、経年変動、赤潮、アルゴリズム、大気補正など面白い内容が多くありました。韓国の静止海色衛星が来年春に打ち上げられるということで、韓国側はかなり気合が入っていました。特に面白かったのは黄海で問題となったアオノリの大発生は中国沿岸の海苔養殖と関係があるという論文をさらに数値計算で解析した済州大のMoonさんの発表でしょうか。2日目の午後は、黄海大海洋生態系(YSLME)プロジェクトのサポートで行なっている黄海・東シナ海のローカルアルゴリズム開発のまとめを行い、今後もこの日中韓の協力を何とか継続することで合意しました。東海大の虎谷さんの大気補正も期待ができそうです。
1日目の晩は、鴨料理の後、カラオケで盛り上がりましたが、いつもながら韓国人のパワーには圧倒されました。また日本のほとんどの研究費では認められていませんが、一次会の食事の費用ぐらいは研究費で出せるようです。これは本来国際共同研究のような時には重要だと思われます。2日目の晩は、フグ料理でした。