2011年4月26日火曜日

大型クラゲ委員会

4月26日は大型クラゲに関する国際共同調査の委員会があった。研究を担当している水研センター、広島大学、山形大学、水産大学校、名古屋大学、それぞれの今年度計画を発表。昨年につづき中国に頼んで調査が出来るのは画期的だが、日本人は乗船できず、クラゲ以外の環境調査もできないというのは中国らしい。
幸いにして昨年は大発生しなかったが、今年度はどうか。衛星で表面水温を見る限り、3月までのところ非常に黄海・東シナ海の水温が低い。2008年・2010年と最近発生していない年は特に5月・6月の表面水温が低い傾向にあった。今後、水温が上昇しないとはいえないが、冬の水温が低ければ、深い場所の水温も低いので発生しにくと個人的には考えている。実際には6月の調査結果を見る必要がある。
皆、震災直後の東北太平洋岸まで被害が及ぶような大発生がないことを望む。
今晩は、教員での熊谷新准教授の歓迎会があったが残念ながら間に合わない。