午後は個別の話があったが残念ながら出席できず、三河湾の物質循環の健全化に関する委員会に出席した。こちらは海を中心としてた試みで、負荷削減を中心に行なうのではなく、干潟や藻場などの復元が重要だという考え方で午前中の陸中心の考え方と大きく異なった。三河湾の生態系が比較的よかった1960年と比較して、最近失われた半分の干潟が回復され、さらに今後そのレベルにもどす試みが行なわれていることは非常によいことと思われる。ただそれでも昭和30年代と比較すると3-4分の1とのことで、まだまだ少ないのかもしれない。いずれにしても、陸域からの負荷と海域の浅場の役割について、今後もそのバランスは議論する必要があると考えられる。
その後、資環研時代に何度か会っていたCT&Cの田口さんが、何と長崎大学に行かれる壮行会が「座座はなれ」であるとのことで出席した。工学系の日中韓のプロジェクトの特任とのことだ。長崎大の懐かしい人達の名前も出てきた。資環研時代の上司で三河湾の委員長である中田喜三郎さんも今年で東海大を退官で、前愛知水試場長の論客鈴木輝明さんと同じ名城大学にこられるとのこと、皆さんとは今後もさらにみつにお付き合いしたいところだ。