2010年4月13日火曜日

授業初め

今日は今学期初めての授業が2コマあった。1時間目は全学教育の大気水圏環境の科学で、医学部、理学部、農学部の1年生が大半だった。海洋のことを話すことがシラバスにあったため、少人数であるが海洋の話に期待した学生が来ているようだ。今日は主に自分の経歴と、人間と植物プランクトンの関係について考えさせた、特に理学部でもう少し海洋に興味を持つ学生がいればよいのだが、別の講義を受けているのだろう。話の途中で諫早湾干拓の話をしたが、大半の学生が知らないことにはショックを受けた。確かに問題となったのはすでに10年も前で、学生たちはまだ小学生であり、また最近こちらでは報道はほとんどないので仕方がないのかもしれない。
3時間目は博士前期課程1年向けの地球学1で、こちらはオムニバス形式のまとめ役のため、今日はガイダンスを行った。受講者は主に、環境学研究科だが、一部農学研究科と理学研究科の学生もいた。地球学では宇宙からの影響から、大気、陸域、海と、かなり広く地球環境に関する内容を話すので、狭い専門に閉じこもりがちな大学院生にはよい講義であろう。ただ2回限りなので、教えられることが限られてしまうことは仕方がないかもしれない。