2010年3月29日月曜日

海洋学会春季大会

3月26日から日本海洋学会だった。26日はシンポジウムだけで、私は東シナ海のシンポジウムに出席した。このシンポジウムは九州大学のプロジェクトの報告会であり、発表が九州大学の研究者に集中しすぎていることが、学会のシンポジウムとしてはやや不適切な気がした。シンポジウムの後は、沿岸環境部会の事業部会と委員会があり出席し、沿岸環境部会としての今後のシンポジウムに関して議論し,東シナ海に関する大気・海洋相互作用や沿岸による衛星利用などの提案をした。
27日は、朝から学生の発表が2件あった。1件は有明海の混合による光環境の変動への植物プランクトンの応答に関して、もう1件は東シナ海のクロロフィルに関して、衛星センサーであるSeaWiFSとMODISの比較をしたものだ。いつになく一人の準備が進んでおらず、ぎりぎりになってしまったが、何とか発表はこなしていた。物理系ではやはり大気・海洋の相互作用に関する内容が多いようだ。昼休みには、論文賞選考委員会とJOの編集委員会で、26日の晩に続きお弁当だ。夜は大学の指導教員だった高橋先生を囲む会で、懐かしい先輩方と会うことができたが、少し飲みすぎた。
28日は、総会と学会賞の受賞講演、懇談会があり、その後学会賞をもらった最近クラゲで有名な広島大学の上真一教授の受賞記念パーティーに参加した。やはり広島大学で動物プランクトンを研究していたというジャズプレーヤーの坂田明さんもこられており感激である。プランクトンに関する曲もあるようで、このような人がもっと海のことを宣伝してくれるとよい。
大学の都合で、今回は半分だけの出席となってしまった。