12月8・9日と広島の国際会議場で開催さえた赤潮・貝毒部会に参加した。これは毎年行われているもので、主に西日本で起きた赤潮や貝毒についてまとめる会議で、1日目は各県からの報告、2日目は研究発表である。今年は全体的には赤潮の発生は少なかったようだ。岩手県では震災の後に貝毒が発生し、これは堆積物中に埋もれていたシストと呼ばれる休眠胞子が津波で巻き上がったことが理由になっている可能性が議論された。同様のことはチリ沖地震でも報告されているそうだ。また仙台湾では、貝毒は発生しなかったが海中の堆積物が撹拌されたようだ。これは環境省の委員会でも話題になり、私の解析した衛星画像でも示されている。私は今回、研究発表というよりも、赤潮の被害軽減のためにより多くの水産試験所等で衛星データを利用してもらうために、どこから画像を取ったらよいのかを紹介した。
JAXAのMODISの準リアルタイム、
環日本海環境協力センターの環境ウォッチと
名古屋大学の赤潮サイトについて紹介した。
この時期の広島は、クリスマスイルミネーションで毎年きれいだ。これは太陽電池で光っているそうだ。
いろいろなイルミネーションの中、今年は海がテーマのものもあった。