2011年12月27日火曜日

大掃除

26日は大掃除。航海の荷物等がかなりあちこちに散乱していたのを片づけたので大分きれいになった。でも、来年は新棟に引っ越す話や、改修工事のうわさもあるので、さらに大幅に片づける必要がありそう。長崎大の改修工事以来、何度目の引っ越しだろう。そのたびにいろいろ捨てているはずなのに、まだまだ荷物が増えている。 その後、金山の韓国料理屋で忘年会。なかなかおいしかった。二次会は味噌おでんを探して徘徊。味噌おでん以外に、富山のカブラ寿司やシロエビのある店にたどり着いた。

2011年12月23日金曜日

南京大学とのワークショップ

19日夜に海南島から戻り、22日から23日は再び中国、蘇州へ。名古屋大学と南京大学のワークショップに。1昨年は南京大学、昨年は名古屋大学で行われた3回目である。内容は気候変動から社会学的な地域環境まで広い。私は海南島の続きで大型クラゲに関連させ、濁りの影響の少ない海色衛星データセットのことを話した。名古屋大学の人を含めて、普段聞いたことのない話が聞けることが面白い。陸域の基礎生産モデルのことや、里山の物質循環のことなど特に興味深かった。 ワークショップ会場のホテル以外はパーティのレストラン会場だけと忙しい日程となってしまった。
松鼠魚。草魚のから揚げの甘酢あんかけ。松鼠とはリスのことらしいがなぜ?松ぼっくりに似ているような。
どじょう
町で見かけたポスター。歴史を再認識しながら発展をしようという意気込み感じる。
観覧車も派手。真ん中にはビデオが映っていた。

2011年12月19日月曜日

大型クラゲ国際ワークショップin 海南

12月15-19日は海南島で行われた大型クラゲの国際ワークショップに参加した。これは日中韓でで行われている大型クラゲの共同調査に関して毎年行われているが、私は2年前に博多で行われた会議に次いで2回目の出席となった。この2年間は日本にはあまり大型クラゲが来なかったが、その間に研究はそれなりに進んでいることが実感できる会議であった。今回は、まだ一般的であるかどうかはわからないが、中国の長江河口の北側で発生しているのではないかとの研究発表が多かったように思えた。これは我々が考えている、春季ブルームによる餌の増加とエチゼンクラゲの幼生の出てくるタイミングがあわないという、Match-Mismatch 仮説に対応しないので悩ましい。
海南島は海産物の宝庫。パーティででたビゼンクラゲだけではなく、以前、青島で見て食べてみたいと思っていたヒトデ(マンジュウヒトデ?)も食べてみた。また、日本では釣りの餌に使われる星口動物門の沙虫(スジホシムシ?)もマテガイのようでおいしかった。外の屋台でも様々な海産物が。これは別に写真集を作りたい。
ビゼンクラゲ。エチゼンクラゲもこれだけおいしいとよいのだが。

2011年12月11日日曜日

平成23年度赤潮・貝毒部会


12月8・9日と広島の国際会議場で開催さえた赤潮・貝毒部会に参加した。これは毎年行われているもので、主に西日本で起きた赤潮や貝毒についてまとめる会議で、1日目は各県からの報告、2日目は研究発表である。今年は全体的には赤潮の発生は少なかったようだ。岩手県では震災の後に貝毒が発生し、これは堆積物中に埋もれていたシストと呼ばれる休眠胞子が津波で巻き上がったことが理由になっている可能性が議論された。同様のことはチリ沖地震でも報告されているそうだ。また仙台湾では、貝毒は発生しなかったが海中の堆積物が撹拌されたようだ。これは環境省の委員会でも話題になり、私の解析した衛星画像でも示されている。私は今回、研究発表というよりも、赤潮の被害軽減のためにより多くの水産試験所等で衛星データを利用してもらうために、どこから画像を取ったらよいのかを紹介した。JAXAのMODISの準リアルタイム環日本海環境協力センターの環境ウォッチ名古屋大学の赤潮サイトについて紹介した。
この時期の広島は、クリスマスイルミネーションで毎年きれいだ。これは太陽電池で光っているそうだ。
いろいろなイルミネーションの中、今年は海がテーマのものもあった。

2011年12月5日月曜日

環境省委員会

12月6日は環境省の震災後の三陸沿岸での汚染調査の委員会だった。これは震災前からずっと行なわれてきた汚染モニタリングを、震災後に三陸沿岸で集中して行っているものである。4回目であるが私は出席は初めてだった。6月と8月にすでに2回の調査が行われており、明日から3回目の調査が行われる。1回目の調査結果はすでに7月に発表されており、今回は主に2回目の調査のまとめと、3回目の調査について議論された。放射線の調査もされているが、ここでは主に人為起源の汚染物質について議論した。放置されている瓦礫などから、健康等には全く影響のないレベルであるが、少量のPCB、ダイオキシンなどの人為起源の汚染物質が流出している可能性が議論された。

2011年12月1日木曜日

上先生クラゲ講義

12月1日。今日はクラゲ研究の第一人者。広島大学の上真一先生が水産庁のプロジェクトのアウトリーチのためにセンターでゼミをしてくれた。クラゲの生物学から始まり、環境、対策、そして里山の話まで、特にエチゼンクラゲを中心に広くわかりやすく話をしてくれた。巨大なエチゼンクラゲだが、1mm程度の口がたくさんあるとのことにはびっくり。小さい時でも傷を負わせると卵が成熟することも驚きだ。古くからいる生物だけにいろいろな適応戦略は持っているのだろう。爆笑問題との対談はほとんど打ち合わせなしで行ったとか。