2010年2月8日月曜日

東シナ海ワークショップ

2月7・8日は長崎大学の松岡先生と九州大学の松野先生が続けてやっていた東シナ海関連の2本の振興調整費の最終国際ワークショップが福岡であった。前者は平成18年度から昨年度までの有害藻類ブルーム(HAB)に関する研究、後者は平成19年度から今年度までの物理環境と栄養塩に関する研究であるが、石坂も両方に参加して海色衛星データによって東シナ海の赤潮と植物プランクトンの色素クロロフィルの変動を研究した。今回は日本の他、韓国、中国、台湾、ベトナムの研究者が様々な講演があり、石坂も学生のYH君とMT君の結果を中心に衛星で観測した長江プルーム中のクロロフィルの変化について話をした。東シナ海での海水の循環とそこに含まれる栄養塩の挙動に関してはかなり複雑な課程であるが、最終的な討論では、おぼろげながら全体像が見えてきたように思えた。今後、さらに国際的な協力関係を継続していくことで合意した。

あまりに出張が続き、出るときに家内に次はいつ来るのと言われてショック。でもまだ年度内にインド・中国・韓国・東京と続く。