2014年2月24日月曜日

JAXA・水研

 2月25日午後は、JAXAと水産総合研究センターの共同研究発表会に出席した。初めに水研側から、東シナ海の塩分分布の推定(森永)、SuomiNPPデータのデータ利用(岡崎)、有明海の赤潮の増加原因(清本)、対馬暖流とマアジ漁場(安藤)、長崎近海のクロマグロ幼魚と水温、クロロフィルの関係(高木)について、発表があった。次いでJAXA側として、GCOM-C1の状況とバイナリデータの利用法(村上)、大分沿岸の有害藻類ブルームの光学特性(山口)、東シナ海の植物プランクトン群集推定(石坂)、日本周辺の衛星観測頻度(虎谷)について話題提供があった。
 打ち上げが16年度末という可能性が強くなり、フィールドキャンペーン等の具体的な話が出始め、研究者も緊張感が高まってきたように思えた。一方で、実利用の分野での体制がまだ充分整っていないことが気になる。この2年間でいろいろな意味で頑張っていかなければならない。
 今回、発表した内容の一部は学生のWang君がBiogeosciencesに投稿しているものだが、最近受理されたようだ。ホームページではまだBiogeosciences Discussionだが。
http://www.biogeosciences-discuss.net/10/14475/2013/bgd-10-14475-2013.html