12月15日はセンターの公開講演会。今回は大気海洋相互作用というテーマで、センターの坪木さんと森本さん、外部から三重大の立花さん、東大大気海洋研の渡部さんが講演した。坪木さんは大気海洋結合モデルによる台風の再現性などについて3次元のきれいなアニメを使って示してくれた。森本さんは台風が通過することによって、台湾近くの黒潮が変動する可能性について、衛星とモデルから示した。立花さんは最近の日本周辺の寒波が北極の氷が解けたことと関連がある可能性についてわかりやすく説明してくれた。渡部さんはエルニーニョという代表的な大気海洋相互作用について基本的なことを解説してくれた。
いつもながら熱心なシニアの方々がたくさん集まってくれ、多くの質問で時間が延びるぐらいであった。冒頭にセンター長も述べたが、我々研究者の行っていることを一般にわかりやすく説明することは大切なことだ。惜しむらくは、今回も若い人があまり多くなく、今後何らかの形で宣伝をうまくやっていく必要があるを感じさせられた。