2012年2月22日水曜日

GCOE中国ORT発表会

2月22日はGCOEの中国ORT(On-site Research Training)の田舎班、海班の発表会があった。田舎班は実際に中国の郊外に行き、人々の生活の変化や水質などを調べてきた。水田がなくなり、養殖場がどんどん増えていることには驚いた。これは周辺の都市化で上海ガニの需要が高まったことによっているようだ。上海ガニにはトウモロコシを餌にしているとか。海班は昨年長崎丸で東シナ海に行った時の化学分析結果と台風による風による水温や混合層の応答に関して、二人の学生が発表した。彼らは海洋分野ではない学生で、船には初めて乗船し船上でも頑張っただけでなく、その後の分析・解析でもとても頑張った。低塩分水でTNが高いことや、台風の影響の風で潜熱フラックスが増加して低温化した可能性など興味深い。博士後期課程であることもあるが、みんな短期間によくこれだけまとめたものだと感心させられた。