2013年10月4日金曜日

日中韓IMBER

10月3,4日は東大で開催された日中韓の海洋生物地球化学と生態系の統合研究(IMBER)のワークショップに参加した。以前PAMSと中国海洋大学でお世話になったMaxさんが、このワークショップに参加するのに先駆けて名古屋大によってくれたので、一緒に東京へ向かった。Maxさんは生物が作った化学物質を測定することによって、現在の分布等を調べるとともに、過去の海洋環境を調べる専門家で、アメリカに長くいて最近中国に帰っている。中国は最近どんどんアメリカで活躍している優秀な研究者を呼び戻して、国内での研究・教育を活発化している。

日中韓IMBERには、まだ日韓GLOBECだった大昔に一度出席したが、その後随分と発展したようだ。今回は韓国からは、以前長崎丸に乗ってもらったKIOSTの学生とオーガナイザと二人だけの出席だったが、中国からは中堅、若手が多く来ていた。最近名前をよく聞く研究者も多く、特に生物関連で面白い発表も多く、とても議論が活発だった。日本の発表にも中国人学生やPDが多く、私も連れては来なかったがエチゼンクラゲと東シナ海の植物プランクトンの吸収に関して、二人の中国人学生の仕事を発表した。