2013年1月29日火曜日

長崎大学位審査

1月28日は、長崎大学に残してきた二名の社会人博士の公聴会・審査会があった。福岡県水産海洋技術センターのAさんは「玄界灘における対馬暖流の流動変化が漁場形成に及ぼす影響に関する研究」、水産総合研究センター西海区水産研究所のKさんは「河口及びその周辺海域における植物プランクトン生産の変動要因に関する研究」というタイトル。Aさんの仕事は、衛星による表面水温から対馬暖流の位置を推測し、アジとケンサキイカの漁場と比較した内容で、二種の漁場形成過程の違いが明らかになっている。Kさんの仕事は、有明海の光環境と栄養塩環境、東シナ海の栄養塩環境の変化と赤潮との関連を述べたものだ。二人とも社会人ということで、大分時間がかかったが、うまくまとまってくれてよかった。長崎大で私の後に面倒を見ていただいたN先生に感謝。最後の一人にも早く終わってもらいたいところだ。
前日は卒業生のS君、Yさん、K君と飲む。みんな社会人も長くなってきて大分貫禄がついてきた。当日の後はN先生行きつけの駅前の二軒で長崎の美味しいお魚を。