2012年5月20日日曜日

第2回海洋への気候変動国際シンポジウムin 麗水


 5月14日から20日まで第2回海洋への気候変動の影響の国際シンポジウムに出席するために、釜山からバスで麗水へ。会場は海洋博覧会会場の中だ。私は「気候変動と人為的な影響:長期の物理、生物地球化学と生態学的パターンへの単独・複合影響」というセッションで「黄海・東シナ海のクロロフィルaの変動への長江流入、堆積物の再懸濁、富栄養化の影響:新しい衛星データセット」という発表を行った。いろいろな人から考えさせられるコメントを。これが学会の良いところだ。基調講演も豪華で、面白いものばかりであった。
いつもながら韓国のKRさんのホストでPICES/CREAMS-APの会議も開催された。多くの研究者が携わって作った大作の日本海の状況レポートは、相変わらず名称問題で棚上げされている。このようなことで、レポートが出ないのはもったいないが、日本海全体の名前を避けて、海流系の名前で出そうという私のアイディアは、韓国の研究者には受け入れられない。内容的にはうまくできたので、黄海・東シナ海もやろうということに。こちらにコーディネーションの宿題が。また7月の共同航海や、11月に名古屋で国際ワークショップを行う提案も行い日程が決まった。
少し抜け出して、海洋博にも。噴水とレーザーを駆使した夜のショーはなかなかのもの。テーマパビリオンはそれなりに見どころがあった。だがそのほかいくつかいったパビリオンは日本館も含めて、正直がっかり。震災の影響はわかるが、日本はもう少し頑張ってほしかった。麗水の町も少し散歩できた。特に市場は面白い。

海洋博覧会上の噴水レーザーショー。海を守ろうというストーリー。


市場に何とアメフラシが。