5月13日に九州大学との共同研究で、フェリーでのモニタリングのクロロフィルの検定のため、博多から釜山へのニューカメリアフェリーに乗船した。昼出港して夕方には釜山に到着する。以前乗船した下関から青島へのフェリーと比較するとよく利用されているようで、かなりきれいだ。エンジンルームのエンジン冷却水パイプに取り付けた水温・塩分・クロロフィル蛍光高度計の近くから、定期的に採水し、濾過して濾紙を持ち帰って後で分析する。今回は台湾海峡で同様のモニタリングを行っている台湾国立大学の研究者と一緒に処理をした。往路は昼間で蛍光データが安定しないため、夜中の復路のデータを実際には利用するが、私は麗水で行われているシンポジウム出席するために復路は乗船しなかった。後で、台湾の研究者が送ってくれたデータと衛星データを比較したところ、きれいに対応し、対馬の東側に低温高クロロフィルの湧昇水塊が見られた。雲があると衛星は観測ができないため、このような現場での連続観測は大切だ。
夜は韓国水産研究院に勤務している長崎大と九大出身の韓国人研究者と打ち合わせ。韓国の人気のお酒、百歳酒の直営レストランはなかなかおしゃれで、おいしかった。
熱く、うるさく、ほこりっぽいエンジンルームの入り口までは、
麗しいチマチョゴリの美人が案内してくれた。
15日の衛星クロロフィル画像。
対馬の東側の渦でクロロフィルが少し高いのが、フェリーでも観測できた。