5月25日は日本地球惑星連合大会で、台風の生物影響に関する招待講演を行った。日本地球惑星連合の大会には初めて参加したが、さすがに気象や海洋だけではなく地質系も含んでいるので、なかなか大きな学会のようだ。今回は忙しかったので、台風のセッションだけに参加。台湾からII Linさんは、衛星を利用した台風の一次生産への研究でも、草分けだが、とても元気で明るい女性だった。大気海洋研のYNさんの培養の仕事もなかなか面白くなってきた。
2012年5月25日金曜日
2012年5月20日日曜日
第2回海洋への気候変動国際シンポジウムin 麗水
いつもながら韓国のKRさんのホストでPICES/CREAMS-APの会議も開催された。多くの研究者が携わって作った大作の日本海の状況レポートは、相変わらず名称問題で棚上げされている。このようなことで、レポートが出ないのはもったいないが、日本海全体の名前を避けて、海流系の名前で出そうという私のアイディアは、韓国の研究者には受け入れられない。内容的にはうまくできたので、黄海・東シナ海もやろうということに。こちらにコーディネーションの宿題が。また7月の共同航海や、11月に名古屋で国際ワークショップを行う提案も行い日程が決まった。
少し抜け出して、海洋博にも。噴水とレーザーを駆使した夜のショーはなかなかのもの。テーマパビリオンはそれなりに見どころがあった。だがそのほかいくつかいったパビリオンは日本館も含めて、正直がっかり。震災の影響はわかるが、日本はもう少し頑張ってほしかった。麗水の町も少し散歩できた。特に市場は面白い。
海洋博覧会上の噴水レーザーショー。海を守ろうというストーリー。
市場に何とアメフラシが。
2012年5月13日日曜日
フェリー観測
5月13日に九州大学との共同研究で、フェリーでのモニタリングのクロロフィルの検定のため、博多から釜山へのニューカメリアフェリーに乗船した。昼出港して夕方には釜山に到着する。以前乗船した下関から青島へのフェリーと比較するとよく利用されているようで、かなりきれいだ。エンジンルームのエンジン冷却水パイプに取り付けた水温・塩分・クロロフィル蛍光高度計の近くから、定期的に採水し、濾過して濾紙を持ち帰って後で分析する。今回は台湾海峡で同様のモニタリングを行っている台湾国立大学の研究者と一緒に処理をした。往路は昼間で蛍光データが安定しないため、夜中の復路のデータを実際には利用するが、私は麗水で行われているシンポジウム出席するために復路は乗船しなかった。後で、台湾の研究者が送ってくれたデータと衛星データを比較したところ、きれいに対応し、対馬の東側に低温高クロロフィルの湧昇水塊が見られた。雲があると衛星は観測ができないため、このような現場での連続観測は大切だ。
夜は韓国水産研究院に勤務している長崎大と九大出身の韓国人研究者と打ち合わせ。韓国の人気のお酒、百歳酒の直営レストランはなかなかおしゃれで、おいしかった。
夜は韓国水産研究院に勤務している長崎大と九大出身の韓国人研究者と打ち合わせ。韓国の人気のお酒、百歳酒の直営レストランはなかなかおしゃれで、おいしかった。
熱く、うるさく、ほこりっぽいエンジンルームの入り口までは、
麗しいチマチョゴリの美人が案内してくれた。
15日の衛星クロロフィル画像。
対馬の東側の渦でクロロフィルが少し高いのが、フェリーでも観測できた。
2012年5月10日木曜日
お客さんとゼミ
5月10日今日は午後お客さんとセミナー。
お客さんは才野さん時代のこの研究室出身、滋賀県立大の後藤さんと卒研生。センター計画研究での共同研究で琵琶湖の植物プランクトン変動をリモートセンシングで研究する予定だ。滋賀県立大はすぐに琵琶湖に出られるよい環境のようで、今後の共同研究が楽しみだ。
セミナーは、少し古いがFuruya et al. (2003) Phytoplankton dynamics in the East China Sea in spring and summer as revealed by HPLC-derived pigment signatures. DSR-IIをKittyさんが発表。HPLCで東シナ海の植物プランクトン色素を測定し、それをCHEMOTAXという手法で種類ごとの割合にした論文だ。今後我々のデータとも比較していくことになる。
お客さんは才野さん時代のこの研究室出身、滋賀県立大の後藤さんと卒研生。センター計画研究での共同研究で琵琶湖の植物プランクトン変動をリモートセンシングで研究する予定だ。滋賀県立大はすぐに琵琶湖に出られるよい環境のようで、今後の共同研究が楽しみだ。
セミナーは、少し古いがFuruya et al. (2003) Phytoplankton dynamics in the East China Sea in spring and summer as revealed by HPLC-derived pigment signatures. DSR-IIをKittyさんが発表。HPLCで東シナ海の植物プランクトン色素を測定し、それをCHEMOTAXという手法で種類ごとの割合にした論文だ。今後我々のデータとも比較していくことになる。
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