XYJ君:巨大クラゲ(N. nomurai)の発生と東シナ海北部と黄海における海面表層水温、植物プランクトンブルームの経年変動
HM君:伊勢湾における大型植物プランクトンの存在割合の推定
SW君: Variability of Phytoplankton Absorption in the Tsushima Strait and East China Sea
OT君:伊勢湾におけるクロロフィルaの長期変動解析のための海色衛星センサーSeaWiFSとMODISデータの改良
KT君:2012年夏季東シナ海における台風通過後のクロロフィルaと懸濁物量の変化
LY君, Estimation of Subsurface Chlorophyll Maximum in the East China Sea
MK君: 西部瀬戸内海におけるFlowCAMを用いた現場赤潮監視
アメリカに着いた当日は日本の研究関連の組織からワシントンDCに来ている人たちのパーティに参加。実は私は50年以上前に父がアメリカの科学技術を盗むためにワシントンDCに来ていた時に生まれた。つまりこのパーティは私の起源といってもよいのかもしれない。話を聞くと、今は科学技術を盗むというよりは、日本の成果のアッピールのために駐在員を置いている組織が多いようで、50年前とは大きく変わったようだ。父へのよい土産話ができた。
しかし、肝心の沿岸の虚弱性に関するプロジェクト評価はなかなか、日本の研究者には厳しい現実があった。日本人がトップで出したプロポーザルもいくつかはあったが、結局すべて落ちてしまた。採択された外国人がトップの研究でも、共同研究者として参加している日本人はわずかに数名だ。一足先にあった、淡水の防災関係のプロジェクトでは、結局日本人はゼロだったとのことだ。まだまだ欧米の研究者と肩を並べていくのには、英語も含めハードルが高い現実がある。もっと国際的に活躍する人材を輩出できるようにならないといけない。
何と、バットマンと同じホテルに泊まることに。バットマンはさすがに朝寝坊のようだ。