4月12・13日に、ベトナム海洋研究所の3名とベトナム宇宙プログラム長が、宇宙地球環境研究所(ISEE)を訪問してくれ、ミニワークショップ「宇宙からの海洋観測に関するベトナムと日本の共同研究に向けて」を開催しました。これまで私はベトナム海洋研究所を何度か訪ねて、衛星に関する講習会をしたことがあります。
12日午前中は、まず、町田ISEE所長が研究所の紹介、ベトナム宇宙プログラム長のSon博士がベトナムの宇宙科学計画について、そしてISEEの田島教授が宇宙科学フロンティアリーダーシップについて紹介し、今後の宇宙科学計画での協力について議論しました。
12日午後は、Huan博士がベトナム海洋研究所について、石坂がISEEでの海色研究に関して、kベトナム海洋研究所のSon氏がエルニーニョとベトナム沖の湧昇について、JAMSTECのSiswanto博士が南シナ海での植物プランクトンに関して、そして元水研の松村博士が以前ベトナム海洋研究所で行った講習や衛星データの漁業利用について紹介しました。また、今後の海洋関係の研究協力に関して議論しました。
13日午前中は、富田特任助教が衛星を用いた熱と水フラックスのデータセットについて、ベトナム海洋研究所のChung氏が海洋研究所での海洋モデリングについてについて、そして相木准教授がISEEの大気海洋結合モデルについて発表しました。そして午後は、ISEEの雲レーダーと情報基盤センターの見学をしてもらいました。今後、ますますの研究協力が進むことを期待しています。