2014年4月29日火曜日

JpGU

4月29日は祝日ですが、パシフィコ横浜で日本地球物理学連合(JpGU)の会合。今回は航空機を利用した海洋観測に関する発表。日本ではほとんど行われていませんが、アメリカでは台風の時の大気海洋相互作用などの研究がやられています。気象学会では個別には多少やられており、大型研究計画に申請したのですが、重点計画まで残らなかったので、次回を狙っています。名古屋大学は以前から、航空機の拠点となる可能性が期待されています。海洋では、以前はAXBTと呼ばれる使い捨ての水温計が使われていましたが、最近は自動昇降フロートを落とすことも行われているようです。大がかりですが動き出せば、いろいろな応用が期待されます。高校生セッションでみんな熱心にポスター発表をしているのにはびっくりしました。


2014年4月16日水曜日

ISRS(韓日台リモートセンシング学会)

15日午前中に青島で会議が終わってから、仁川経由で韓国釜山に移動。釜慶大学校で開催された韓国・日本・台湾のリモートセンシング学会のシンポジウムISRSに。まず16日の招待講演で「海色からみた黄海・東シナ海の環境変化」について、17日は韓国の静止衛星GOCIのPIセッションで「GOCIの高頻度データで見た東シナ海の台風への植物プランクトンと懸濁物質の変化」について話した。また、GOCIを運用している韓国海洋研究院の海洋衛星センターはもう10年前から交互にワークショップをやっているが、今回初めて正式にセンターどうして協定を締結した。韓国側は若い学生が多く、女性も多く、活気があるように見える。



韓国衛星センターのParkセンター長は以前JAXAで研究員をしていた。

2014年4月15日火曜日

CREAMS-AP

4月13-15日は青島の中国科学院海洋研究所へ。北太平洋科学機構(PICES)のCREAMS-APです。まず14日午前中は、私と韓国海洋科学技術院のJH Leeさんが、セミナーをしました。私はXu君の博士論文であるエチゼンクラゲの話を、この研究所の所長で動物プランクトンの研究者でもあるXX先生がわざわざ聞きに来てくれました。午後は黄海・東シナ海の海洋学の総説もしくは教科書を書くことに関して、大体の章立てと執筆者を決めました。15日午前中は、日本・韓国・中国の研究所状況報告と日本海の報告書の今後について話をしました。午後からは、今度は韓国です。
青島はちょうど桜が満開、14日朝に近くの講演に花見に行きました。日本のように宴会はしていませんが、多くの人でにぎわっている感じでした。青島は昔は空も海も青かったらしいのですが、今は空は相変わらずどんよりです。





2014年4月11日金曜日

お客さんと新歓

4月11日は、中国から来ているフロリダ州立大学名誉教授の海洋物理学者Hsuye先生がセミナーをしてくれました。東シナ海の浅瀬で冬場になぜ濁りが高いのか、我々の衛星データを見て、沿岸からの流れができているのではないかと仮説を立てて理論的に考えてくれました。やや難しい内容でしたが、易しく語りかけるセミナーに学生たちも刺激になったようです。
夜は栄で新歓も兼ねて飲み会だったのですが、私はまさかの風邪でダウン。乾杯だけで失礼しました。残念。今年は滋賀県立大学から2名の学生さんが入りました。