特に英語の読み方に関しては、その時の教科書Opportunity for Skillful Reading (I.L. Joffe著)が出てきた。ここで大切なのは、PQ3Rと呼ばれる方法だ。
Prepare(準備する):タイトル、序文、要約、結論、章ごとの質問、サブタイトル(タイトルや他のサブタイトルと関連づけ、サブセクションの内容を想像する)、各段落の始めの文を積極的に読む。
Question(疑問を感じる):サブタイトルを疑問のかえる。サブセクションの内容を考える。
Read(読む):疑問の答えを見つけるように読む。
Recite(暗証する):目を離して何を読んだのか記憶からたどり直す。
Review(再検討する):サブタイトルを見直す。サブセクションの内容を自分で問い直す。
このような読み方は、趣味の雑誌などを読む時には自然とやっていることだが、日本の大学でそれを教えてもらったことはないし、いわゆる勉強でそれをやるという考えも無い。しかし、アメリカの大学ではこれを知っていないと、分厚い教科書を何冊も読ませられる授業では到底ついていけない。日本の大学でなぜこれを教えてくれなかったのか疑問に思ったぐらいだ。
ぜひ、この読み方は習得してほしい。