2009年9月29日火曜日

海洋学会秋季大会

9月25日から29日まで京都大学で開催された日本海洋学会秋季大会に出席しました。

25日はシンポジウム「生物地球化学的手法で探る日本海環境の動向」にコンビナーとして参加しました。長崎大学時代の教え子の山田圭子さん(現在、韓国水産科学院)に「日本海の低次生産の経年変動」について話してもらいました。全体には日本海固有水の形成に関する話題が多かったのですが、気候変動による影響、深層での酸素消費など、化学、物理、生物の分野を超えた議論ができました。また昼休みには沿岸環境部会事業委員会に出席し、来年の部会主催のシンポジウムについて話し合いました。

26日は有明海のセッションでM2の荒木君が発表しました。沿岸環境でいくつか面白い講演がありました。昼間は論文賞選考委員会、夜は評議員会でした。

27日はポスターセッションでD3の柴田君、D2の山口君、PDのエコさん、以前PDだった佐々木君が発表しました。夜は懇親会。

28日はPDSon君と自分の発表がありました。昼はJOの編集委員会でした。

29日は九大の松野さんとやっている東シナ海の科学技術振興推進費の会議でした。このお金は今年度一杯ですので、何か別のお金を取らなければ。

京都は情緒があってよいですね。


2009年9月16日水曜日

生物多様性ワークショップ

16日は富山の環日本海海洋環境協力センターの主催する海洋生物多様性のワークショップに出席しました。生物多様性というのは、一般的に利用しやすい言葉であるが、科学的にはなかなかどう定義するのか難しい。リモートセンシングの手法では直接ある場所の多様性を見ることは困難であるが、例えばある湾の中で生物生息域が多様に保持されているかどうかを調べることはできるだろう。グローバルにはこのような考え方が大切なのではないだろうか。

富山県知事を表敬訪問


9月15日にNOWPAPの専門家として富山県知事を表敬訪問しました。


2009年9月15日火曜日

NOWPAP FP meeting

14日、15日に富山で行なわれた国連環境計画(UNEP)の地域海プログラム北西太平洋地域における海洋・沿岸環境の保全、管理及び開発に向けた活動計画(NOWPAP)」特殊モニタリング・沿岸環境評価地域活動センター(CEARAC)のフォーカルポイント会合に出席し、2010、11年の計画を議論しました。

2009年9月10日木曜日

中国での長江ワークショップと見学

8日に中国江西省で、名古屋大HyARC、総合地球学研究所、中国科学院南京地理湖沼研究所が共催したワークショップ“Human-Nature Interactions in The Changjiang River Basin of China Experiencing Abrupt Change”(急激に変化する中国長江流域圏での人間と自然の相互作用)に参加し、「Influence of Changjiang River Discharge to the East China Sea and Japan Sea(東シナ海・日本海への長江流入の影響)」を発表しました。また9日はポーヤン湖岸にある南京地理湖沼研究所の研究施設および保護センターを見学しました。