2012年8月23日木曜日

院試

8月22・23日は院試。当研究室からは現在研究生の、中国からの私費留学生Kittyさんと、モザンビークからの国費留学生MERさんが受験。二人とも、英語、専門、面接ともに良い成績で合格。来年春からは博士前期の学生となることになってなによりだ。

2012年8月12日日曜日

鹿児島大集中講義

8月8‐11日は鹿児島大学理学部で集中講義。学部向けの地球環境科学特別講義と院生向けの特別講義。8日昼についてから11日午前中までみっちりとハードスケジュールだ。海洋学の基礎、衛星リモートセンシングの基礎から、有明海や東シナ海の環境問題まで取り上げた。興味をもってくれたと思うのだけど。
7月の航海での海ゴミの話をしたところ、鹿児島の浜にも多くの海ゴミが流れつき、それによって孵化後のウミガメが被害をこうむっているとのことを聞いた。
機会を作ってくれた鹿児島大学に感謝。

2012年7月28日土曜日

対馬・五島沖航海

 7月18日から28日は長崎丸で対馬・五島沖の航海に行ってきた。例年、韓国の経済水域に行っていたが、今年は都合で行けなかった。名古屋大、長崎大、九州大、富山大の他、中国海洋大学、華東師範大学が乗船し、日本の大学を含め全学生の半分を中国勢が占めた。
 対馬水道ではエチゼンクラゲが何匹か出現し、今年は大発生の可能性が心配された。五島の南西では大量の浮遊ゴミと遭遇。すくってみると中国製。お粥のレトルトの製造が今年だし、塩分も低いので、今年の雨で流されてきたようだ。これには中国人たちも驚いていた。
 今回も船のスタッフには本当にお世話になった。感謝。


2012年6月28日木曜日

Egil先生

6月28日 今日からノルウェー工科大学のEgli Sakshaug博士が客員教授で奥さんとともに来日。4か月の滞在予定だ。彼は植物プランクトンの生理生態学で有名な学者だ。名古屋大にもしばらく滞在していたし、以前長崎大学に来た時にも議論をした。昨年も呼んでいたのだが、病気で1年延びてしまった。でもっ今年は元気になってきてくれた。学生の刺激になることも期待している。


2012年6月24日日曜日

卒業生

6月24日、先週、今週と卒業生のST君に来てもらい、投稿中の論文を進めた。かなりハードルの高い雑誌ではあるが、かなり興味を持ってもらっているようで、頑張れば受理してもらうこともできそうだ。ST君は博士号取得後、派遣社員として全く違う分野の民間会社で働いている。忙しい中で時間を見つけて作業するものとても大変だが、頑張ってほしい。

2012年6月16日土曜日

富山湾プロジェクト

6月15日は富山湾プロジェクトの会議で再び富山に。今日の目玉はI社Hさんに、沿岸の富栄養化に関連した生態系モデルの動向について話をしてもらった。プロジェクトの結果など富山湾の状況も含めて、とても分かりやすくまとめてくれた。面白かったのは、望ましい湖の姿を各地方自治体が模索始めているとのこと。宍道湖では五感で感じられる湖、霞ヶ浦は泳げる湖、琵琶湖では鮒ずしの作れる湖などユニークだ。確かに海もこのようなキャッチフレーズがそれぞれで必要あるとよい。

2012年6月9日土曜日

東シナ海研究集会


2012年6月8・9日に地球水循環研究センター会議室において 「東シナ海陸棚域の鉛直過程と物質循環」 という研究集会を開催しました。名古屋大学地球水循環研究センターと九州大学応用力学研究所とで共同で行なっている東シナ海の生物生産への長江希釈水の影響に関する研究の状況をまとめ、2012年7月に予定されている東シナ海航海の計画を策定する目的で行ないました。また、周辺海域に関する研究についても発表してもらいました。参加者は学外10名(うち九州大学5名、長崎大学2名、富山大学2名、西海区水産研究所1名)、学内14名の24名でした。
 まずこれまでの地球水循環研究センターと九州大学応用力学研究所の関連した研究集会や航海、関連の国際的な動きなどのまとめの発表(石坂・松野)がされました。そして、前半として、日本海の低塩分水とエチゼンクラゲの関係(千手)、東シナ海の亜表層クロロフィル極大への成層や光環境の影響(松野)、亜表層クロロフィル極大の下の海底乱流混合層(遠藤)、乱流混合層と生態系モデルを利用した日本海前線でのクロロフィル極大(吉川)など、生物と関連した物理環境に関しての話題提供がありました。
後半は、亜表層クロロフィル極大の厚み(張)、東部東シナ海表層における一次生産の季節変化(長谷川)、有機・無機の溶存態・懸濁リンの分布(山口)、亜表層の栄養塩分布(武田)、粒子状有機物の沈降過程への長江希釈水の影響(鋤柄)、衛星観測にむけた植物プランクトン群集の把握(石坂)など、生物・化学的な話題提供がありました。
これらから、これまで蓄積したデータを再解析することの重要さが再認識され、特に亜表層クロロフィル極大の大きさや厚さ、水柱の植物プランクトン群集、栄養塩、沈降フラックスなどの相互関係について、長江希釈水の有無や光環境を含めた物理環境とともに、その時間的・空間的な変動に着目してより詳細に解析する必要性が明らかとなりました。
これをもとに、7月に予定されている対馬沖の長崎大学練習船による航海と、9月から10月にかけて黒潮域から韓国経済水域内で行うJAMSTECの淡青丸の観測について計画を策定しました。