10月3,4日は東大で開催された日中韓の海洋生物地球化学と生態系の統合研究(IMBER)のワークショップに参加した。以前PAMSと中国海洋大学でお世話になったMaxさんが、このワークショップに参加するのに先駆けて名古屋大によってくれたので、一緒に東京へ向かった。Maxさんは生物が作った化学物質を測定することによって、現在の分布等を調べるとともに、過去の海洋環境を調べる専門家で、アメリカに長くいて最近中国に帰っている。中国は最近どんどんアメリカで活躍している優秀な研究者を呼び戻して、国内での研究・教育を活発化している。
日中韓IMBERには、まだ日韓GLOBECだった大昔に一度出席したが、その後随分と発展したようだ。今回は韓国からは、以前長崎丸に乗ってもらったKIOSTの学生とオーガナイザと二人だけの出席だったが、中国からは中堅、若手が多く来ていた。最近名前をよく聞く研究者も多く、特に生物関連で面白い発表も多く、とても議論が活発だった。日本の発表にも中国人学生やPDが多く、私も連れては来なかったがエチゼンクラゲと東シナ海の植物プランクトンの吸収に関して、二人の中国人学生の仕事を発表した。
2013年9月28日土曜日
2013年9月12日木曜日
NOWPAP/CEARAC FPM
9月11・12日と富山でNOWPAP/CEARACのフォーカルポイントミーティング。8月にあったエクスパートミーティングに忙しく出られず、事前の事務局との打ち合わせが不十分でどうなるかと思いましたが、何とかまとまりました。多様性と富栄養化に関するこれまでのまとめと今後の展開、新たなアマモ場のプロジェクトいずれも、まだ詰めが足りませんでしたが、日中韓露の代表も多くが頻繁に顔を合わせているので、それなりに考慮してくれました。今回はPICES代表としてSさんが来てくれ、いつものおばちゃんの店におそくまで付き合せてしまいました。PICESとNOWPAPとは全く違いますが、それぞれのよい面を出したいところです。
2013年8月29日木曜日
公開講座「絆:つなぐ、つながりを考える」
8月29日は午前中東京会議の後、帰って夕方に名古屋大学公開講座「絆:つなぐ、つながりを考える」の中の一コマを、「人と海のつながり:人、水循環、海洋生態系」と題して話しました。この公開講座は、若干の高校生を含んだ主にシニアのお客さんが100名近く出席してくれました。時代にあった全体テーマで、以前そのような日本海に関するそのような名前の本の一節を書いたので、あたったのでしょうか。
悩んだ末に、日本人へとっての東シナ海の重要さとそこでの環境の研究に日中韓で考えていることと、伊勢・三河湾での漁業の復活へ向けての取り組みに関しての話をしてみました。さすがに有料ということもあって、シニアの方は熱心でした。
このシリーズの講演者は、東海ラジオのラジオ放送講座「名古屋大学リレーセミナー」でも話をすることになっており、プロのアナウンサーとの対談形式で8月11日に放送になりました。これはそのうち大学のホームページで聞けるようになるようです。さすがプロのアナウンサーは、鈴のような声で、よいポイントを聞いてくれます。
悩んだ末に、日本人へとっての東シナ海の重要さとそこでの環境の研究に日中韓で考えていることと、伊勢・三河湾での漁業の復活へ向けての取り組みに関しての話をしてみました。さすがに有料ということもあって、シニアの方は熱心でした。
このシリーズの講演者は、東海ラジオのラジオ放送講座「名古屋大学リレーセミナー」でも話をすることになっており、プロのアナウンサーとの対談形式で8月11日に放送になりました。これはそのうち大学のホームページで聞けるようになるようです。さすがプロのアナウンサーは、鈴のような声で、よいポイントを聞いてくれます。
2013年8月24日土曜日
CREAMS 20周年
8月22日から24日まで、ソウル大学に。CREAMSという日本海に関する、日本や韓国、ロシア、アメリカの国際共同研究の20周年のワークショップに参加した。1993年に九州大学の竹松先生とロシア、韓国で開始された共同研究は、1999年からアメリカも参加した第2期、そして2005年からPICESの下にアドバイザりパネル(AP)と位置付けられた第3期に分かれる。私は2009年からPICES/CREAMS-APのCo-chairとなるまで、あまりCREAMSに直接は関連してこなかったが、改めてみると第1期中に福岡で開催された1997年のシンポジウム、第2期中の2002年に韓国で開催されたシンポジウムには参加していた。後者で発表したYKさんの研究結果は、その後PICESの特集号として出版されている。立ち上げ時の大変な苦労について、竹松先生ご本人から聞けたのはよかった。最近も韓国との間では日本海の呼称問題や竹島の問題などがあるが、隣の国同士、何とか友情を深めていかないといけない。
2013年8月8日木曜日
2013年7月30日火曜日
東シナ海航海
7月19日から29日は、毎年の長崎丸での東シナ海航海だった。昨年度は、対馬海峡を中心に観測を行ったが、今年は再び済州島の南の韓国の経済水域に行くことができた。また例年、中国・韓国からの参加者が多かったが今年は韓国海洋研究所だけと比較的少なく、主に名大、九大、長崎大、富山大のグループだけとなった。一方で、今年はこれまでにない画期的な試みとして、富山大のZJ先生のおかげで、中国海洋大学の調査と同じ時期に観測ができ、韓国経済水域の定点周辺で落ち合うことができた。合うといっても、あまり近寄ることはできず、人の姿は見えないぐらいの距離ではあった。また、もう一つ画期的なこととしては、あちらの船には中国からの留学生XYJ君が乗船し、クラゲの目視調査等を行っている。
今年の航海では、最近にしては珍しく、エチゼンクラゲが多く、それま比較的大型の個体が多かったようだ。これは我々が衛星で測定した、春先の黄海の水温が最近より少し高めであることと関連しているように思われる。水温はエチゼンクラゲの大発生が続いた2002-2007年よりは低いのでおそらく、大発生にはつながらないのではないかと思われるが、今後も注意が必要だろう。
今年の航海では、最近にしては珍しく、エチゼンクラゲが多く、それま比較的大型の個体が多かったようだ。これは我々が衛星で測定した、春先の黄海の水温が最近より少し高めであることと関連しているように思われる。水温はエチゼンクラゲの大発生が続いた2002-2007年よりは低いのでおそらく、大発生にはつながらないのではないかと思われるが、今後も注意が必要だろう。
いつもの記念写真
中国海洋大学の船
エチゼンクラゲ
カツオドリでしょう。優雅です。
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